環境
環境見聞
マネー(国民通貨)とエコマネー(地域通貨)
2008/10/01 更新人類の発明品である「お金」というものはつくづく、すごいと思う。お金が介在することで、自分ではつくれないご馳走が食べられ「ありがとうございました」と感謝の言葉までかけられる。お金という経済システムがあるから、人は他人のためにモノやサービスを惜しげもなく提供できる。社会をスムーズに動かす大発明だと、感心している。
だが、その発明品は一人歩きが好きなようで、モノやサービスを伴わず、マネーと称して、人の間を行き交うようになった。この一人歩きの活動は、本来の価値交換だけの役割に飽きたらず、モノやサービスを介する実物経済の規模をはるかにしのぐまでになった。食料やエネルギー資源など人の生活に不可欠な物資も、いまやマネーのご機嫌次第。発明品はとんでもない力を持った巨人に成長してしまった。
エコマネーという地域通貨の取り組みが日本では100以上の地域で実施されている。お年寄りは、話し相手になってくれた人にエコマネーを渡し、自分が早起きして別の人にモーニングコールをしてあげ、エコマネーをもらう。みんながサービスの供給者で、受給者でもある。地域清掃、省エネ活動、リサイクル運動などによりエコマネーは地域内を循環する。何よりエコマネーの特徴は利息がつかず、貯蓄性のないこと。エコマネーは、たぶん巨人にならない。
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