環境

ECO Revolution

Vol.05 消してわかる大切さ CO2削減/ライトダウンキャンペーン

2010/08/09 更新

環境保全に対する意識が高まる中、クールビズやエコドライブなどさまざまな省エネ手法が提案されている。とはいえ、誰にでもできる最も簡単な省エネは「電気を消す」ことだろう。そんな単純な取り組みをイベントとして楽しみながらやろうというのが、環境省が行う「CO2 削減/ライトダウンキャンペーン」だ。現在はすでにキャンペーン期間中。今回は、このエコ活動について紹介していこう。
 
今回の「ライトダウンキャンペーン2010」の開始日は6月20日。その後、クールアース・デーと定められた七夕の7月7日までがキャンペーン期間だ。
この間、キャンペーンの呼び掛けに応じた、ふだん夜間のライトアップを実施している全国の施設が明かりを消す。 
中でも夏至の日の6月21日と最終日の7月7日の両日は、それぞれ「夏至ライトダウン」「七夕ライトダウン」として20時から22時までの間、全国一斉に消灯される。過日の「夏至ライトダウン」をニュースなどで知り、記憶に残っている人も多いだろう。
 
ライトダウンキャンペーンが始まったのは2003年。ライトアップ施設の消灯を呼び掛け、電気を消すことでいかに照明を使っているかを実感してもらい、地球温暖化問題を考えるきっかけにするのが目的である。
キャンペーンはその後、毎年夏至の日を中心に開催されるようになり、京都議定書第一約束期間の初年度でサミットイヤーでもあった2008年からは、夏至の日から七夕までと、期間を延長し、全国一斉ライトダウンも2回行うようになった。
  
例年このキャンペーンに参加している東京タワーでは、最初のころ、ライトダウン後に「なぜ消えている?」「何か問題が発生したのか?」などの問い合わせが多く寄せられていた。「しかし、そんなお問い合わせも年々減っていて、ライトダウンキャンペーンの認知度が上がってきたことが実感できる」(東京タワー企画部)ようになっている。
  
実際2003年の一斉ライトダウン参加施設が、2278カ所だったのに対して、2009年7月の七夕ライトダウンでは、8万5583カ所が参加。同年6月の参加施設数を合計すると16万2233カ所と初回参加数の70倍以上にもなる。環境省によれば2009年のキャンペーンで削減できた二酸化炭素(CO2 )の排出量は、約949トン。これは約6.5万世帯の1日分のCO2 排出量に相当するという。 今年2回目の一斉消灯は七夕の夜。いつもはライトアップされている全国の施設の明かりが消える。街の夜景はいつもとは違う静かな落ち着いた姿になるだろう。
そんな街の様子を、明るい部屋から眺めるのは興ざめだ。
 
【 ライトダウンキャンペーン2010 】
公式HP http://coolearthday.jp/
 

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