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北極のオゾン層 過去最大の減少規模に
2011/08/08 更新
世界気象機関
2011年4月、世界気象機関(WMO)は、2011年春に北極上空のオゾン層が記録的に減少したと発表した。この冬から3月末までの間に減少量は最大40%に達し、これまでの記録だった30%を超えた。
成層圏にあるオゾンの破壊が進みオゾン層に穴の空いたような状態になるオゾンホールの多くは南極で観測され、気候の違う北極では形成されにくいとされてきた(南極に比べ北極では、冬季でも10℃ほど気温が高い)。またモントリオール議定書によって、オゾンの破壊物質となるフロンガスなどの削減効果もあがりつつある状況。
そんな中、今回、北極上空のオゾンが大きく減少した原因は、1 今冬の成層圏の温度が低かったこと 2 削減効果があがりつつあるオゾン破壊物質が依然として大気中に存在し続けていることなどとみられている。
大気中のオゾンは約9割が地上10から50キロメートル上空の成層圏に集まっており、通常これをオゾン層と呼んでいる。オゾン層は、太陽光に含まれる紫外線のうち有害な物質を吸収する働きがあり、これが破壊されると、人体や生態系に悪影響を及ぼすと考えられている。
WMOと同様に北極上空のオゾン減少の状態を発表した国立環境研究所の資料には「南極オゾンホールの回復状況とともに、今後は北極上空の様子にも、より注視していく必要がある」と示されている。
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