環境
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省エネ分野の国際規格発行
2011/10/20 更新
世界標準のエネルギーマネジメントシステム
2011年6月、エネルギーの使用に関して効率的な管理システムを規定する国際規格ISO50001が、世界各国で発行された。
この規格の目的は、企業など組織で使用するエネルギーの効率を、システム全体で持続的に改善していくこと。エネルギーコストの低減や温室効果ガスの排出削減にもつながる。環境マネジメントシステム規格のISO14001などと同様に、第三者監査機関による認証も取得することができる。
企業はISO50001規格を活用することで、コスト削減、環境負荷の低減、企業イメージの向上などに役立てられる。経済産業省でも同規格の認証取得を政府調達の選考に際して考慮するという方針を示しており、競争力の観点からも取得を目指す企業が増えると見られている。
同規格では、エネルギーパフォーマンスの継続的改善を目指す具体的なアプローチとして、PDCAサイクル(Plan〈計画〉、Do〈実施〉、Check〈点検〉、Action〈是正〉のプロセスを順に繰り返し実行するマネジメント手法)を採用している。その規格の規定に従い認証取得を目指す企業は、自ら目標や計画を策定し、自主的に仕組みを構築していく。ただ、日本では省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)で、一定以上のエネルギーを消費する企業に対し、同様の管理手法がすでに求められており、同規格の認証取得も有利に進められると考えられている。
ISO50001の規格は、もともと2007年にアメリカとブラジルから標準化の提案があり数年の審議を経て今回の発行につながったもの。欧州連合(EU)や中国など各国でも今後広く活用されていく見込み。
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